2016年5月28日

がん標準治療実施率


がん標準治療 9つのうち3つで低い割合に(NHKニュース)
胃がんの手術後、再発防止のために行う抗がん剤治療や、肝臓がんの手術でどこまで肝臓を切ってよいかを調べる検査など、6つの治療法や検査については、9割以上の患者で実施されたり実施が適切に考慮されたりしていました。

そ の一方で、再発の危険性の高い特定の乳がん患者に対して術後行う放射線治療や、抗がん剤が原因の吐き気を予防する薬の十分な使用、そして外来で医療用の麻薬を使う際の副作用対策の3つについては、治療が実施されたり適切に考慮されたりする割合が6割から8割までの低い値にとどまっていました。
乳がんということは、女性ですよね。やはり抗がん剤による副作用で髪の毛が抜けることなどに抵抗があるということなのかな。

2016年5月11日

日東電工、テープ型の貼る注射で治験を開始

日東電工、痛みなく皮膚から投薬 第一三共と新技術の治験(日経)
 日東電工は痛みなく皮膚から投薬できる新技術に関して、第一三共と組んで米国で臨床試験(治験)を始める。実用化へ向け、今後も協力して開発を進める。新 技術は患者自らが小型装置を使って肌に微細な穴を開け、薬剤を含んだテープを上から貼るだけで済む。注射に代わる投薬法として成長分野とする医療関連で収 益事業に育てる。

 日東電工は皮膚から投薬する経皮吸収薬のテープでは世界大手。これまでは皮膚の表面の角質が薬剤の体内への吸収を阻むことから、ぜんそく治療薬など分子 量の小さい一部の薬剤しか使えなかった。新技術は皮膚の角質を貫通する深さ数十マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル程度の微細な穴を多数開け、 そこから様々な種類の薬剤を投与できる。

 糖尿病など慢性疾患の治療薬や抗がん剤を自宅で投与できるようになる可能性があり、在宅医療の普及に弾みをつける。

 日東電工は今回の投薬技術を「パスポートシステム」という名称で製品化する方針で、他の製薬会社とも共同開発を進める。患者が使う小型機器は手のひらサイズで、ボタン操作1つで発熱して皮膚に微細な穴を開ける。穴は神経や血管に達しないため、痛みや出血がない。使用する薬剤ごとに小型機器を操作して穴の数や形状を変え、投薬時間の調整もできる。
これは期待したいですね!