2016年6月8日

食道がんを光らせるスプレーを東大が開発成功

食道癌診断における DPP-IV 活性検出プローブの有用性※PDF
 
▼がんを光らせるスプレー、食道がん識別に成功(日経新聞)
スプレー蛍光試薬によってがん細胞だけを光らせ、診断や治療の明確なガイドとする――。そんな手法の有効性が、人由来の検体で確かめられた。食道がんを選択的に光らせ、周囲の正常組織と識別することに、東京大学の研究グループが成功した。
▼蛍光試薬で食道がん検出=早期発見に期待-東大(時事新聞)
この試薬は食道がんで活性が高まっている特定の酵素に反応し、蛍光を放つ。手術で切除された食道がんを含む検体にスプレーすると、がんの部分が3分後に光り始め、5分後にがんの範囲がはっきり分かった。

内視鏡による食道がん診断には現在、ヨウ素を含むルゴール液をスプレーし、がん以外を茶色く染めて識別する方法や、特定の波長の光を照射して見分ける方法が使われているが、蛍光試薬の方が早く簡単に見分けられるという。
▼食道がん診断に有用なDPP-IV活性検出プロープを開発-東大(Q LifePro医療ニュース)
感度96.9%、特異度85.7%、正診率90.5%
非常に高い精度なので実用化が早そうですね。

2016年5月28日

がん標準治療実施率


▼がん標準治療 9つのうち3つで低い割合に(NHKニュース)
胃がんの手術後、再発防止のために行う抗がん剤治療や、肝臓がんの手術でどこまで肝臓を切ってよいかを調べる検査など、6つの治療法や検査については、9割以上の患者で実施されたり実施が適切に考慮されたりしていました。

そ の一方で、再発の危険性の高い特定の乳がん患者に対して術後行う放射線治療や、抗がん剤が原因の吐き気を予防する薬の十分な使用、そして外来で医療用の麻薬を使う際の副作用対策の3つについては、治療が実施されたり適切に考慮されたりする割合が6割から8割までの低い値にとどまっていました。
乳がんということは、女性ですよね。やはり抗がん剤による副作用で髪の毛が抜けることなどに抵抗があるということなのかな。

2016年5月11日

日東電工、テープ型の貼る注射で治験を開始

▼日東電工、痛みなく皮膚から投薬 第一三共と新技術の治験(日経)
 日東電工は痛みなく皮膚から投薬できる新技術に関して、第一三共と組んで米国で臨床試験(治験)を始める。実用化へ向け、今後も協力して開発を進める。新 技術は患者自らが小型装置を使って肌に微細な穴を開け、薬剤を含んだテープを上から貼るだけで済む。注射に代わる投薬法として成長分野とする医療関連で収 益事業に育てる。

 日東電工は皮膚から投薬する経皮吸収薬のテープでは世界大手。これまでは皮膚の表面の角質が薬剤の体内への吸収を阻むことから、ぜんそく治療薬など分子 量の小さい一部の薬剤しか使えなかった。新技術は皮膚の角質を貫通する深さ数十マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル程度の微細な穴を多数開け、 そこから様々な種類の薬剤を投与できる。

 糖尿病など慢性疾患の治療薬や抗がん剤を自宅で投与できるようになる可能性があり、在宅医療の普及に弾みをつける。

 日東電工は今回の投薬技術を「パスポートシステム」という名称で製品化する方針で、他の製薬会社とも共同開発を進める。患者が使う小型機器は手のひらサイズで、ボタン操作1つで発熱して皮膚に微細な穴を開ける。穴は神経や血管に達しないため、痛みや出血がない。使用する薬剤ごとに小型機器を操作して穴の数や形状を変え、投薬時間の調整もできる。
これは期待したいですね!

2016年4月12日

遺伝子解析で、日本人の肝臓がんは6タイプに分類されること判明

ネイチャー・ジェネティックス掲載論文より
■Whole-genome mutational landscape and characterization of noncoding and structural mutations in liver cancer : Nature Genetics(Nature Publishing Group)


■肝臓がん300例の全ゲノムを解読(理化学研究所)

■年間3万人死亡の肝臓がん 日本人では6タイプに分類 300人のゲノム解析から(ハザードラボ)
さらにゲノム異常のパターンをもとに分類した結果、日本人の肝臓がんは6タイプに分類され、手術後5年以内の生存率は、タイプによって15〜100%と違いが出たという。

■肝臓がん、ゲノム異常で6タイプに分類 異なる生存率(朝日新聞デジタル)

■肝臓がん 遺伝子で6分類 個々に効く薬の開発期待(日経新聞)

■肝臓がん:ゲノム変異で6分類 生存率0〜80%の大差(毎日新聞)
特に、がん抑制遺伝子として知られる「TP53」などに変異があると、5年生存率で20%と低く、6種類のうち最悪のケースで0%、最良で80%と顕著な違いがみられたという。 

従来のがん治療では、同じ部位の癌であれば同じ抗癌剤で治療することが多かったが、患者の遺伝子を調べて、ガンになった原因遺伝子を特定することによることで、ガンの増殖を抑える効果的な分子標的薬を選択することができるようになる。ただ、肝臓がんにはまだ分子標的薬は登場していないが、今回の発見で、タイプごとに効く創薬や既存の抗癌剤の効き方を予測する技術の開発が期待されている。

[追記]
■日本人の肝臓がん ゲノム解読で6分類 再発率などに差 | NHKニュース(はてなブックマーク)

2016年3月17日

ガン細胞はアミノ酸で増えていく?

via:知っておきたいアミノ酸のこと(臨床アミノ酸研究会)
▼がん細胞はブドウ糖ではなくアミノ酸で増殖していくことが判明(GIGAINE)
がん細胞を含む細胞分裂では、糖の一種であるグルコース(ブドウ糖)がそのエネルギー源になると考えられてきたのですが、MITの生物学者が行った研究により、がん細胞の分裂で最も大きなエネルギー源となるのはブドウ糖ではなくアミノ酸であることが判明しました。これは、がん細胞のエネルギー代謝を観察することで発見された新事実だそうで、がん細胞の成長・分裂を抑制する新薬を開発するための新たな手がかりになる可能性を秘めています。
アミノ酸が含まれるは食べ物は、鶏肉・牛肉・牛乳・チーズ・マグロ・サバ・カツオといった動物性たんぱく質に加え、大豆・ほうれん草・ナッツ類など人間がよく口にする食材が並びます。糖質制限をしている人にとっては悲報ともいうべき発表ですね。

胃がんを抑える酵素を発見

▼胃がん発症抑える酵素を発見 東大院「予防につながる」(朝日)
ピロリ菌がつくるたんぱく質が胃の細胞に侵入して「SHP2」という酵素と結びつくと、胃がんの発症を促すことが知られている。だが、このたんぱく質が別の酵素「SHP1」と結びつくと、がんの発症が抑えられることがわかった。

さらに、胃がん患者の1割はピロリ菌だけでなく、リンパ腫などの原因として知られるEBウイルスにも感染している。畠山さんによると、このウイルスに感染した細胞ではSHP1の量が減り、ピロリ菌がつくるたんぱく質の働きが強まることもチームが確認した。畠山さんは「SHP1を増強する物質が見つかれば胃がんの予防につながる」と話す。
とっかかりができれば実用化も早いと思うので期待したい。

2016年1月21日

ガンの10年生存率


がん生存率、10年後は58% 3.5万人追跡調査:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ1M4GW3J1MULBJ00C.html

がん10年生存率、発生部位で大きな差 乳がん80%:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG19H2U_Z10C16A1EA2000/

膵臓ガンの殺傷能力wwwwwwwwwww:キニ速
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/4568481.html