2015年4月17日

岡山大が開発したテロメライシン(ウイルス)で食道がん患者に効果



テロメライシン 食道がん
テロメライシン

食道がん、ウイルス併用の治療法 岡山大:日本経済新聞
http://s.nikkei.com/1I6vNUj
≫藤原俊義教授らは、がん細胞だけを破壊するウイルスと放射線を併用する治療を食道がん患者に実施した臨床研究の中間報告をまとめた。7人のうち5人でがんが小さくなったり消えたりするなど効果があった。抗がん剤による治療や手術が難しい高齢者向けの新しい治療法として実用化を目指す。
≫風邪のウイルスの一種を遺伝子操作し、がん細胞に感染したときにだけ増殖してがん細胞を殺すようにした。正常な細胞は傷つけない。
≫53~92歳の男女7人に対し、放射線治療と並行してウイルスを3回患部に注入した。5人のがんが小さくなってうち2人はがんが消えた。発熱やリンパ球の減少といった副作用が出たが、発熱は軽く、放射線治療を中断するとリンパ球は回復したという。

食道癌に対する腫瘍融解ウイルス『テロメライシン』の臨床研究 第1例目投与 - 国立大学法人 岡山大学(平成25年12月6日)
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id122.html

喉頭がんと食道発声法

喉頭がん 患者数 推移 グラフ 摘出手術 部位 のど 声 声帯

つんく♂さんが声帯摘出、喉頭がんはどんな病気?(朝日新聞)


喉頭がんとは、喉仏周辺にできる癌のこと。患者の9割以上が喫煙者。早期発見すれば、喉頭を残したまま放射線治療ができ9割の患者が治る。

食道発声法 気管食道シャント法 電気喉頭
食道発声とは
喉頭(声帯)を摘出手術しても、気管孔をつくり訓練すれば話せるようになる。1年ほどかかる「食道発声法」や、短期間で発生できる「気管食道シャント法」、「電気喉頭」という機器を首にあてて声を出す方法がある。

[追記]ステージ別治療法
喉頭がん ステージ別治療法

がん 木久扇の声:5 情報編 声がれ、見逃さないで(朝日新聞)

早期発見なら生存率は高い。

2015年4月14日

三重大、がん幹細胞の可視化に成功

蛍光物質を投与した小型熱帯魚の顕微鏡画像
がん幹細胞を光らせ発見、増殖抑制も 三重大が新物質発見:日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10HD4_Q5A410C1000000/
≫チームは透明化した小型熱帯魚ゼブラフィッシュに、がん幹細胞を移植。300以上の蛍光物質を投与したところ「DiOC5(3)」という物質が、幹細胞を可視化しやすいうえ、増殖抑制に最も効果的だった。

がん幹細胞を可視化・抑制 三重大が新物質発見:北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/health/health/1-0121853.html
≫がん幹細胞は、がん細胞の中に存在し、再発や転移の主な原因とされる。極めて少数しか存在せず、発見が難しい上、抗がん剤も効きにくい。

田中利男(三重大学教授)
http://kyoin.mie-u.ac.jp/profile/1763.html
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/00135443.ja.html

三重大学大学院医学系研究科
http://pgx.medic.mie-u.ac.jp/

2015年4月6日

スキルス胃がんの原因遺伝子発見

スキルス胃がんの原因遺伝子発見 東京医科歯科大など:日経
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG09022_S4A510C1TJM000/
≫研究チームは東大病院で手術をしたスキルス胃がん患者87人の組織からDNAを採取し、遺伝子を詳しく調べた。約4分の1の患者で、細胞が動いたり増えたりする際に重要な遺伝子「RHOA」に変異が見つかった。細胞実験などから、変異でこの遺伝子の働きが高まり、がん発症につながっているのが分かった。

2015年4月5日

近藤誠ガン記事まとめ

抗がん剤は効かないの罪(Slideshare)

近藤誠氏による乳がんの生存曲線のインチキを解説してみる(NATROMの日記)
 


抗PD-1抗体薬

抗PD-1抗体 仕組み

がん免疫薬、米で承認 メルク:日経[2014/9/5]
>免疫の働きを使ってがんを治療する抗PD―1抗体薬が悪性黒色腫(メラノーマ)への適応で米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたと発表した。商品名は「キートルーダ」(一般名ペンブロリズマブ)。抗PD―1抗体は、がん細胞が作る抗体の働きを抑えるため、患者の免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようになる。
>抗PD―1抗体では小野薬品工業がこのほど、世界に先駆け日本で「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)の販売を開始した。

15年間諦めなかった小野薬品 がん消滅、新免疫薬:日経[2014/10/24]
>ニボルマブは難治性がんの1つ悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として小野薬と米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が共同開発した新薬だ。がんは体内の免疫に攻撃されないように免疫機能を抑制する特殊な能力を持つ。ニボルマブはこの抑制能力を解除する仕組みで、覚醒した免疫細胞によってがん細胞を攻撃させる。

抗癌剤治療前に卵子精子の凍結保存

癌 卵子 凍結保存 子宮頸がん
via:若い女性のがんと妊娠 卵子・卵巣、治療前に凍結(日経)
抗がん剤治療を開始する前に、子供を持つ可能性を残すため卵子を凍結保存しておきたい。

抗がん剤 精子 凍結保存
via:男性のがんと不妊治療  精子の保存、連携に課題(日経)
「連携で実績を挙げているのが横浜市立大学市民総合医療センターの生殖医療センターだ。12年から神奈川県内の病院と協力し、がん患者の精子の凍結保存を進めている。…凍結保存の料金は初年度2万円で、保管料が年1万円だ。毎年約30人が新たに申し込んでおり保管数は約100件に達した。」

超低コストでガンを早期発見できる方法が見つかる

15歳の少年がすい臓がん発見の画期的方法を開発 168倍速く、費用は26000分の1、400倍の精度(痛いニュース)
アンドレイカさんが開発した方法では、1つの小さな検査紙で費用は3セント(約3円)、わずか5分でテスト できるという。従来の方法と比べると、168倍速く、26,000分の1以下の費用、400倍の精度で検査できる という。この方法はすい臓がんだけでなく、他のがんやHIVなどにも転用が可能としている。
「天才高校生が開発」「尿1滴で」がん早期発見法の可能性(ダイヤモンド・オンライン)
1滴ばかりの尿でがんの匂いを見分けるというのである。もちろん、匂いを判別する主体はヒトではなく、犬と同等の1200種の嗅覚受容体を持つ線虫の行動特性によって判断するのだという。
寄生虫でがん診断? 患者の尿のにおい好み、精度95%(朝日新聞)
線虫は、がんがある24人の尿のうち23人分(95・8%)に近寄り、健康な人の尿218人では207人分(95・0%)で遠ざかった。がんは、胃がんや食道がん、前立腺がん、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんなど、様々だった。遺伝子操作で一部の嗅覚を機能させなくした線虫は、がんがある人の尿に近寄らなかったため、においに反応しているらしい。
線虫「がん発見したるで~ 確率95%やで~」:キニ速(キニ速)
・どこにでも居る
・増やすのも簡単
・精度が高い(現状普及してる腫瘍マーカーは16.5%~25%)
がん検査コスト1回100円 日立と九大、18年にも(日経新聞)
1回100円程度のコストで初期のがんを見つける装置を2018年にも発売する。
ファストクリニック(100円)で気軽にガン検診を受ける時代はすぐそこですね。

胃がん罹患率分布マップ

胃がん なりやすさ 日本地図 罹患率 分布マップ
via:朝日新聞
日本のがん罹患(りかん)数・率の最新推計値公開:国立がん研究センター
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150326.html

肝がん、西日本で高め がんセンターが罹患率分布図:日経新聞
http://s.nikkei.com/190l16k
>胃がんが日本海側、肺がんが北海道や近畿地方で高い傾向があるなど、一部のがんは地域差がはっきりと見て取れる。…胃がんは食塩摂取量が多い地域、肺がんは喫煙率の高い地域で、罹患率が高くなる傾向があった。

胃がんの原因になるピロリ菌の除菌を日本海側は強制にしていいと思う。

がん情報サービス

メラノーマ皮膚癌を20秒で判別する診断装置

メラノーマ 皮膚がん 診断装置


皮膚がん20秒で判別、三鷹光器など 診断装置を開発:日経新聞
http://s.nikkei.com/1BWL0lJ
>皮膚にレーザー光を当て、はね返ってきた光のわずかな色の違いから、がんかどうかを見分ける。20秒程度で結果が得られる。

悪性黒色腫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E9%BB%92%E8%89%B2%E8%85%AB