2016年11月27日

がん免疫薬キイトルーダが承認へ



オプジーボと競合 米メルクのがん免疫薬承認へ(日経)
キイトルーダはオプジーボと作用が同じで、対象疾患も競合する。オプジーボとの大きな違いは肺がん患者に対して最初の抗がん剤として使える点という。

オプジーボが使えるのは現時点で、皮膚がんの一種である悪性黒色腫と、肺がん、腎がんの3種類。一方、キイトルーダは9月に悪性黒色腫への使用が承認され、今回の肺がんで2種類目となる。
オプジーボを超えるか ライバル薬承認へ(日経)
キイトルーダの活路は抗がん剤治療の初期段階(1次治療)で使用できる点にある。専門家会議に提出された試験の結果が良好だったため、1次治療での使用が認められた。

一方、オプジーボは別のがん治療薬を試した後(2次治療)でないと使えない。世界をみると、がん免疫薬を初期から使用することが検討されており、キイトルーダが1次治療で使えるのは、オプジーボに対する大きなアドバンテージになる。

ただ、1次治療の需要を総取りできるわけではない。キイトルーダは事前検査で効くタイプかどうかの判断が必要で、そのタイプの肺がん患者は全体の2~3割とみられる。現状では、その4割近くは英アストラゼネカの抗がん剤「イレッサ」などが第1選択となる。キイトルーダは1次治療の1~2割の需要しか取れない可能性がある。
これはいいニュースですね。

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