最善治療のため-がんの医療情報どう選択?(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
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■がんの医療情報の見分け方たしかに「標準治療」という言葉には、「先端医療」に比べて遅れているというマイナスのイメージがありますね。
──情報には“白”と“黒”と“グレー”があるということだが、白黒グレーはどう見分けたらいいのか?
(勝俣さん)白に関してはいわゆる「標準治療」とか診療ガイドラインというのが相当発達しています。
──「標準治療」という言葉は難しい。標準よりももっといい治療があるように思う人や、標準より先端がいいと思う人もいると思うのだが、標準治療というのは、一番いい治療だといるのだろうか?
(勝俣さん)アメリカで「スタンダードセラピー」というのを日本では「標準治療」といっているのですが、「スタンダード」には、「最善の」という意味が含まれていると思います。
(津川さん)大きな病院にいってもばらつきがある治療、これは“グレー”に分類されると思うんですね。これはまだ今すぐに解決できるかといったらもう少し時間がかかるかもしれません。
今、真っ先に問題にしなくてはならないのは“黒”の部分で、間違った情報をつかまされて治らなくなってしまって亡くなってしまう、病気が悪くなってしまう、これはまず絶対に解決しなければいけない問題だと思います。
■“黒”だと気づくには「奇跡」「食べるだけ」などは確かに詐欺師がよく使うから見分けがつくけど、「最新」「免疫」に関しては、実際に研究開発されているニュースを見るので全部が黒だともいえないから判断が難しいですよね。
──この言葉があったら“黒”のような見分け方があるのだろうか?
(勝俣さん)
(1)保険がきかない高額医療
(2)厚労省が指定する先進医療に指定されていない
(3)「最新免疫療法」とうたっている
(4)体験談が載せられている
(5)「奇跡の○○療法」「末期がんからの生還」などという表現。
この中のいくつかにあてはまるものは、怪しいと疑った方がいいです。
(津川さん)「がんが消えた」という表現もそうですよね。標準的な治療をしている人は、「がんが消えた」とはあまりいいません。
(勝俣さん)「がんが治った」というと、薬事・医療機器法に違反するんです。だから「消えた」という。ほとんどのインターネット、書籍もそうですよね。
(津川さん)患者さんにもいいたいのですが、そんなうまい話はないんです。「標準」と呼ばれる、これがベストだというものを受けるべきで、あまり自分だけ特別なものを受けようと考えることが、逆にお金もうけをしようとする人たちに心の隙に入ってこられてしまうきっかけになってしまうので、注意が必要です。うまい話は何事もそうですよね。
がんのインチキクリニックを見分けるコツ。これ、以前から何度も出していますが、1.保険が効かない自由診療。2.がんが消えた、治ったとのうたい文句。3.効果のあった患者さんの例が紹介されている。これがあれば、ほぼ確実にインチキ間違いなし。— 勝俣範之 (@Katsumata_Nori) 2017年7月5日
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